鬼滅の刃(第1話)
第1話 残酷
主人公は、竈門炭次郎(かまどたんじろう)。家族思いの優しい長男である。
そして、準主人公にあたるのが、竈門禰豆子(かまどねずこ)。
炭次郎の妹にあたり、5人兄弟の母親的存在として、こちらも家族を支えていた。
竈門家はとても仲がよい家族であった。
炭次郎は、家計を支えるために、炭を売りに遠くの町までやってきていた。
炭次郎は、とても鼻が利く。
このことで町の人から頼りにされることも度々あった。
ある日、仕事が長引き、家に帰ることが難しくなり、
家路の途中の親戚の竈門三郎の家に泊まることとなった。
炭次郎は家に帰れるといったが、三郎じいさんに半ば強引に引き留められたためだ。
理由は、鬼が出るということ。炭次郎はあまり信じてはいないようであったが、
炭次郎の優しかったおばあちゃんも、そんなこと言っていた、と思い出すのであった。
翌日、目が覚めると、家に戻るため、早めに三郎じいさんの家を出た。
ようやく、家の近場にきた、と思ったのもつかの間、なにか「血」の匂いがする。
炭次郎は急いで家に向かった。
するとそこには、信じられない光景が広がっていた。
妹の禰豆子(ねずこ)が血だらけになって玄関に横たわっていたのだ。
なんでこんなことになっているんだ?大丈夫か?と声をかけ近づいていき、
ふと家の中を見ていると、さらに衝撃の光景が広がっていた。
炭次郎はなぜこんなことになったのか、自分が家に戻らないうちに何があったんだ、
と考えた。すると、別の何かの匂いがする。
その匂いは「鬼」の匂いなのか?鬼が家族を襲ったのか?
炭次郎は、唯一息の合った禰豆子(ねずこ)を抱えて町の医者の元に向かって
ただひたすら、泣きながら走りに走った。
その途中、禰豆子(ねずこ)が意識を回復したのか暴れだした。
炭次郎は、禰豆子(ねずこ)を落ち着かせようとするも、雪に足を取られ
崖から禰豆子(ねずこ)ともども落ちてしまった。
雪がクッションとなり、何とか無事であったが禰豆子(ねずこ)は大丈夫か?
辺りを見回してみると、ちゃんと禰豆子(ねずこ)は立っているではないか。
歩かなくていいから、と声をかけながら近づいていくと、禰豆子(ねずこ)は
明らかに普段の状態ではなかった。まるで「鬼」だ。
炭次郎は鬼と化した禰豆子(ねずこ)に押し倒され、噛みつかれそうになりながらも、
斧の柄でなんとか禰豆子(ねずこ)の攻撃を防いではいるが、それは時間の問題だ。
しかも、信じられないことに禰豆子(ねずこ)の体は大きくなりそれにつれて
力も強くなってくる。信じられない。本当に鬼になってしまったのか?
炭次郎は必死で正気に戻るよう禰豆子(ねずこ)に訴えかけた。
すると、信じられないことに、禰豆子(ねずこ)は泣いていたのであった。
そんな中、突然一人の男が現れ、禰豆子(ねずこ)に切りかかった。
とても素早い動作であった。
間一髪、炭次郎は危険を感じ、禰豆子(ねずこ)をかばうことに成功した。
しかし、その衝撃で、木の幹に体を打ちつけてしまう。
そして、その男は、一瞬にして禰豆子(ねずこ)を炭次郎から奪い去ってしまう。
そして、その男は自分の仕事は鬼を切ることだといい、
禰豆子(ねずこ)は鬼の血を浴びて人食い鬼になったのだといった。
炭次郎は、何とかして、鬼から人になる方法を探すから。俺がちゃんとするから、
だから、殺さないでくれと必死に主張した。
そして、土下座して、妹を殺さないでくれと懇願した。
生殺与奪の権を他人に握らせるな!とその男、冨岡義勇は言った。
そして、脆弱な覚悟では、妹を守ることも、治すことも、
家族の仇をうつこともできない!
そう言って禰豆子(ねずこ)の胸に刀を突きさした。
炭次郎は、その瞬間、意思を義勇に向かって投げ、それをやめさせた。
そして戦うために、斧を必死に取りに走った。
そして、木の陰から石を再び投げ、真正面から義勇に向かっていった。
そして、感情に任せた単純な攻撃とみなされ、刀の持ち手で気絶させられる。
しかし、次の瞬間、斧が冨岡義勇めがけて飛んできた。
なぜだと義勇は回想する。
炭次郎は正面から向かっていけば勝てないと悟って、
木の陰に隠れて斧を義勇の頭上に投げていたのだった。
炭次郎が気絶した後、禰豆子(ねずこ)はすぐに炭次郎を守る動作を見せ、
義勇を驚かせた。この兄弟は、何か違う、やってくれるかも。という期待を
して、向かってきた禰豆子(ねずこ)を切らず、手刀で気絶させた。
炭次郎は目を覚ますと、横には穏やかな顔をした禰豆子(ねずこ)が眠っていた。
そして、冨岡義勇に狭霧山(さぎりやま)のふもとに住む、
鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)に会いに行けと言われ、
妹を太陽の前には連れ出すなよ。とも言い残し、義勇は立ち去った。
炭次郎と禰豆子(ねずこ)は家に戻り、家族を埋葬し、旅に出た。
これから、この物語は始まる。衝撃的な展開であった。
まとめ
鬼滅の刃は、少し過激なシーンも多く含まれるが、それゆえに見どころも
多いと感じる。物語が進むと、炭次郎の成長、鬼との対立と、見どころ満載だ。
若い世代だけでなく、幅広い世代にも人気があるのは、古くからの伝説
人食い鬼や、兄弟愛、感動などをテーマにしているからだと思う。
正直、泣ける場面も多く、ひそかに泣いている(笑)
間違いなく名作である。是非、全話見てほしい。
やはり、アニメはいいなぁ、と感じました(笑)
すこしずつ更新していきます_(._.)_